Okayama Dance Life Network (岡山県女子体育連盟)
 新型コロナウィルス感染拡大予防ガイドライン(2020.8.19)

 1.はじめに

本ガイドラインは、本連盟の活動に際して、新型コロナウイルス感染予防対策として実施すべき基本的事項を整理したものであり、場面ごとに具体的な感染予防対策を規定している。

2.感染防止のための基本的な考え方

本連盟が開催する研修会等の事業形態を十分に踏まえ、参加者への新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、最大限の対策を講ずるものとする。
特に①密閉空間(換気の悪い密閉空間である)、②密集場所(多くの人が密集している)、③密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる)という3つの条件(いわゆる「三つの密」)のある場では、感染を拡大させるリスクが高いと考えられ、これを避けることなど、自己への感染を回避するとともに、他人に感染させないように徹底する。

3.リスク評価

新型コロナウイルスの主な感染経路である①接触感染、②飛沫感染のそれぞれについて、リスク評価を行い、そのリスクに応じた対策を検討する。
また、実施事業によっては、大規模な人数の移動や、県境をまたいだ移動が想定されることもあり、③集客のリスク評価及び④地域における感染状況のリスク評価も必要であることに留意が必要である。

①接触感染のリスク評価

接触感染のリスク評価としては、他者と共有する物品やドアノブなど手が触れる場所と頻度を特定する。
高頻度接触部位(テーブル、椅子の背もたれ、ドアノブ、電気のスイッチ、電話、キーボード、PC のマウス、タブレット、タッチパネル、レジ、蛇口、手すり、エレベーターのボタンなど)には特に注意する。

②飛沫感染のリスク評価

事業の実施場所における換気の状況を考慮しつつ、人と人との距離がどの程度維持できるかや、施設内で大声などを出す場がどこにあるかなどを評価する。

③集客のリスク評価

大規模な参加者が見込まれるかどうか、県域を越えての参加者が見込まれるか、人と人との距離が確保できるほどの集客にとどまるかどうか、これまでの実績等に鑑み、改めて評価する。

④地域における感染状況のリスク評価

地域の生活圏において、地域での感染拡大の可能性が報告された場合の対応について検討する。
感染拡大リスクが残る場合には、対応を強化することが必要となる可能性がある。

4.研修会等の実施に際して講じるべき具体的な対策

①消毒、換気を徹底的に実施する。

・他者と共有する物品やドアノブなど手が触れる場を最低限にする工夫を行う。特に高頻度接触部位(テーブル、椅子の背もたれ、ドアノブ、電気のスイッチ、電話、キーボード、PC のマウス、タブレット、タッチパネル、レジ、蛇口、手すり、エレベーターのボタンなど)に留意する。

②人との接触を極力避け、対人距離を最低1m(できるだけ2m を目安に)確保する。そのため、集会人数の制限を実施したり、椅子の数を減らしたりして間隔を空ける、互い違いに着席する等の会場の工夫を行う。

③状況に応じて、オンラインの導入を行う。

④「リスク評価」の結果、具体的な対策を講じても十分な対応ができないと判断された場合は、事業は中止又は延期とする。

⑤感染予防対策及び感染の疑いのある者が発生した場合の速やかな連携が図れるよう、参加者等の連絡体制を整える。

⑥高齢者や持病のある方については、感染した場合の重症化リスクが高いことから、より慎重で徹底した対応を検討する。

⑦参加者及びスタッフに対する検温を実施するとともに、以下に該当する者の参加制限を実施する。

・来館前に検温を行い、37.5 度以上の発熱があった場合(または平熱比1 度超過)

・息苦しさ(呼吸困難)・強いだるさや、軽度であっても咳・咽頭痛などの症状がある場合

・新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触がある場合

・過去14 日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国、地域等への渡航並びに当該在住者との濃厚接触がある場合

⑧参加者の氏名及び緊急連絡先を把握し、名簿を作成する。また、参加者に対して、こうした情報が必要に応じて保健所等の公的機関へ提供され得ることを事前に周知するなど、個人情報を適切に取り扱う。

⑨咳エチケット、マスク着用、手洗い・手指の消毒(なお、消毒液は、アルコールを用いる)の徹底を促す。

⑩パンフレット等の配布物は手渡しで配布しない。

⑪可能であれば、接触確認アプリ等を活用して、参加者の感染状況等の把握を行う。

⑫呼気が激しくなるような運動を行うことを避ける。

⑬感染が疑われる者が発生した場合、以下のとおり対応する。

・速やかに別室へ隔離を行う。

・対応するスタッフ等は、マスクや手袋の着用等適切な防護対策を講じた上で対応する。

・感染者が発生した部屋の換気を行う。

・保健所へ連絡し、消毒や濃厚接触者調査の指示を受ける。

・感染者と接触したスタッフ等および参加者の氏名及び緊急連絡先を把握し、名簿を作成する。

・症状が重篤な場合は、保健所とも相談し、医療機関へ搬送する。

⑭飲食物を提供しない。やむを得ず、飲食物の提供を行う場合は、間隔を空けて座席を配置する。また、対面での飲食とならないよう席の位置を工夫する。