岡山県女子体育連盟(Okayama  Dance  Life  Network)は、令和4年4月29日の総会にて発足11年目をスタートさせました。

この度、岡本悦子前会長の後任として会長をさせていただくことになりました、安江美保と申します。

岡本会長を中心として積み重ねてきた本連盟の歩みを繋いでいくことができますよう、力を尽くしていきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年度の2月19,20日に、第15回JAPEWダンスムーブメントセミナー2021 in OKAYAMAをオンライン開催させていただきました。参加して下さった受講者の皆様、ご指導下さった講師の先生方、ご支援くださったJAPEW関係者の皆様にあらためて深く感謝申しあげます。本当にありがとうございました。

今回のセミナーの準備は3年前の令和元年度から始まり、最初に取り組んだのが連盟ジャケットに入れるロゴづくりでした。そのロゴの中に私たちの連盟が目指すところを分かりやすく示すための「別称」を入れようと話し合いました。その結果「Okayama Dance Life Network」に決まりました。頭文字をとって「ODLN」です。これは偶然にも「おどるん」と読むことができます。この別称には「ダンスとともに心豊かに生きることを求めて繫がるネットワーク」という私たちの思いを込めています。

「舞踊(Dance)」は人類の歴史の中で最も古くて新しい文化といわれています。舞踊がその歴史のその時代その時代に、そこで生きた人々の生き様を反映してきた文化であり、そのことはこの歴史の延長線上に生きている私たち自身も実感させられていることではないでしょうか。

私たちの連盟は、「ダンスとともに心豊かに生きることを求めて繫がる」ことを目指して「社会体育」と「学校体育」がお互いに連携することを大切に歩んできました。

社会体育の中での「舞踊(Dance)」は、多種多様な舞踊の中から好きな舞踊を選び、その楽しさに触れながら人生を豊かにしていく存在として浮かび上がってきます。

一方,学校体育の中での「舞踊((Dance)」は、好きな舞踊を選ぶ前の段階として「舞踊(Dance)」の面白さや魅力(特性)に触れることが大切にされます。その為、現行の学習指導要領(文部科学省)では多種多様な舞踊の内容が、大きく「表現系ダンス(表現,創作ダンス)」「リズム系ダンス(リズムダンス,現代的なリズムのダンス)」「フォークダンス」の3つのまとまりから位置づけられています。

「社会体育」でも「学校体育」でも指導者は、目の前の学習者や受講者が「舞踊(Dance)」を好きになるように導くことが求められます。こちらが伝えたいことは一方通行では伝わらず、双方向的に行いたいと思ってもそこにはいくつかポイントがありそうでなかなか難しい。ああでもない、こうでもないと、会員同士や皆様とのやりとりを大事にしながら、今後も歩みを続けていきたいと思っています。

今後とも岡山県女子体育連盟へのご支援ご指導の程、どうぞよろしくお願い致します。

                      令和4年5月 岡山県女子体育連盟会長  安江美保